RankBrainとは?その全貌と仕組みを徹底解説【7/1更新】

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先日のSMX Advancedで情報が交わされたところで再度RankBrainについておさらいしてみようと思う。
内容は常に切り替わるので随時更新する。

RankBrainとは

RankBrainとは、Googleが検索結果を処理する際に用いている機械学習システムのことで、人間の指示ではなく機械が自ら学習しランキングを改善する人工知能の仕組みのことである。特に、今まで検索されたことのない未知の検索語や曖昧な検索語に対してより適切な検索結果を返し、Googleのアルゴリズムが持つランキングシグナルのうち3番目に大きい影響がある、と明かされている。

RankBrainはどのような仕組みか

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Googleはキーワード、位置情報、など何百にもわたるランキングシグナルを用いて順位決定を行っている。これらの技術は、Amit Singhal氏をはじめとした情報検索分野のプロフェッショナルによって精錬されてきたが、Googleのアルゴリズムの中にはこれまで自ら学習する機能は持っていなかった。

RankBrainは人工知能を用いて、大量の言語をvectorと呼ばれる数学的単位に変換し、コンピューターが意味理解できるようにしている。未知語を発見した時、RankBrainはこの仕組みから近しい意味の言葉やトピックを推測し、検索結果をフィルタリングすることができるようになった。さらにユーザーの反応を学習し改善することもできると見られている。なお、vectorが用いられる言葉が単語レベルなのか文章レベルなのかは明かされていない。(この仕組みの根拠とされる論文では可変長と表現されている。)

RankBrainの動きがわかる例

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では、具体的にどのようなクエリに対してどのようなことが起きるのか。GoogleのGary Illyesのがよく用いる例を紹介する。

例えば、「スーパーマリオで攻略記事が無くても100%のスコアが出せるか?」(“Can you get a 100 percent score on Super Mario without a walk-through?”)」といった検索クエリを受け取ったときに、昔のシステムでは否定語の捕捉がうまくいっていなかったし、実際”without”の部分は無視していた。RankBrainはこう言った対処を非常にうまくやっていて、既存の検索システムが正しい検索結果を示すのを手助けしている。

字面との一致度合いを見る昔の検索エンジンのようなことはあまり無くなってきており、自然言語の理解がかなり人間に近づいている、と言える。
今後は学習を重ねて「青い猫型ロボット」といった検索クエリに対して人間が返すような答えが返ってくるのだろう。(今はあまりいい検索結果ではない)

また、未知語に関するRankBrainの動きの事例は、so.laの辻さんが行った艦これの実験内容がわかりやすいだろう。

ご意見番に聞く、「良質なコンテンツが一番のSEO」って本当ですか?

RankBrainの影響範囲は?

RankBrainの影響範囲は、年間2兆検索される検索全体のうち15%にあたる未知語の大部分が対象になる、と言われていたが、
RankBrainの開発に携わったJeff Deanによれば、「RankBrainはすべての検索クエリに関わっており、ランキングに影響があるのは”全てではないがたくさんのクエリ”である」と表現している。

RankBrainはどのくらいのインパクトがあるのか?

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状況によって異なるし、誰にもわからない、というのが結論だ。

RankBrainは何百とあるランキングシグナルのうちの1つ、とされており、3番目に影響力があるランキングシグナルである、とGoogle社員が明らかにしている。(1番目と2番目はリンクとコンテンツであるがどちらが1番目かは明らかにされていない。)

RankBrainがユニークなのは、RankBrain自身が他のランキングシグナルや検索クエリにアクセスすることができることであり、クエリによってシグナルの比重を変えることが出来ることになる。例えば、病気系のクエリはサイトの権威性を重要視する、など。

だが具体的にどのようになっているかは、人工知能が自ら学習しているためGoogleのエンジニアすらわかってはいない。

RankBrainの対策、最適化方法はあるのか?

今のところ特別な方法はない。有益なコンテンツ、もっといえばユーザー体験にフォーカスするというのが典型的な回答だ。
ユーザー体験を通してリンクを獲得し、実際の知名度やブランドを築いていくしかなく、具体的な方法を考えるのは各SEO担当者の頭の捻りどころだ。
Googleが言うことを鵜呑みにしすぎるのは良くないが、そこにフォーカスすることが最も自然検索として見返りが得られる時代になってきているのは間違いないだろう。

参照リンク

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